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言うに言われぬ

いうにいわれぬ
表現形容詞-語幹
1
標準
beyond expression
文例 · 用例
ヴェニスの町は朽ちよごれているが、それは美しく朽ちよごれているので壁のはがれたのも、ないしは窓からぶら下げたせんたく物までも、ことごとく言うに言われぬ美しくくすんだいい色彩を示しています。
寺田寅彦 先生への通信 青空文庫
大きな顔をしてヌケヌケと人通りを行きながら、腹の中は言うに言われぬ地獄のようなタネ仕掛とカラクリばっかり。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
言うに言われぬ恐怖さが身内に漲ぎってどうしてもそのまま眠ることが出来ないので、思い切って起上がった。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
そのくせ生徒にも父兄にも村長にもきわめて評判のよいのは、どこか言うに言われぬ優しいところがあるので、口数の少ない代わりには嘘を言うことのできない性分、それは目でわかる、いつも笑みを含んでいるので。
国木田独歩 郊外 青空文庫
しかもかれには言うに言われぬ無念がまだ折り折り古い打傷のようにかれの髄を悩ますかと思うとたまらなくなってくる。
国木田独歩 まぼろし 青空文庫
おお、なんという言うに言われぬ救いであろう!
THE PIT AND THE PENDULUM 落穴と振子 青空文庫
ハイカラな庇髪、櫛、リボン、洋燈の光線がその半身を照して、一巻の書籍に顔を近く寄せると、言うに言われぬ香水のかおり、肉のかおり、女のかおり――書中の主人公が昔の恋人に「ファースト」を読んで聞かせる段を講釈する時には男の声も烈しく戦えた。
田山花袋 蒲団 青空文庫
自分等はもうこの若い鳥を引く美しい羽を持っていない」こう思うと、言うに言われぬ寂しさがひしと胸を襲った。
田山花袋 蒲団 青空文庫
作例 · 標準
富士山から昇るご来光は、まさに言うに言われぬ絶景だった。
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彼の訃報に接した時、私は言うに言われぬ悲しみに打ちひしがれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
長年の努力が実を結び、優勝が決まった瞬間は、言うに言われぬ感動に包まれた。
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真夜中に響き渡った奇妙な物音は、言うに言われぬ恐怖を私にもたらした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
言うに言われぬ(いうにいわれぬ) — 幻辞.com