来由
らいゆ
名詞
標準
origin
文例 · 用例
集中五章、感興の来由するところ相|邇きをたづねて仮にわかてるのみ。
— 石川啄木 『一握の砂』 青空文庫
西牟婁郡|朝来村は、従来由緒もっとも古き立派な社三つありしを、例の五千円の基本金に恐れてことごとく伐林し、只今路傍に息うべき樹林皆無となれり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
しかしそれがわたくしの目を惹いたには自ら来由がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
これは同博士の着けておられた教授服が、如何にも当時新定の法官服に類似していたために、廷丁は博士を一見して、全く一老法官が、何かの要事あって早朝に出頭したものと早合点をし、その来由をも質さずして直ちに判官席に案内したからの事であった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
「くにぶり」の歌及び、諺をして、威力を発揮せしめるには、其来由を説く事が必要である。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
村又は部民の成立を説く所の口頭の物語が、其部民|或、神人の間に伝つて、その土地・その職業の来由と、宮廷との関係その他を伝へてゐたからである。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
天語歌などは最著しい鎮魂の来由を持つたものであるが、「志都歌」から出て、別の歌群を形づくつた訣である。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
然しながら羅甸語の審問はどうやら通じて、この日のために用意した十七箇条は悉くシローテの明確な答を得ることができ、こゝに始めて彼の来由が判明した。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
作例 · 標準
この神社の来由は古く、千年以上前に遡る。
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その風習の来由を調べてみたが、明確な記録は見つからなかった。
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彼の家族の来由は、遠く離れた異国にあるという。
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