岫雲
岫雲
名詞
標準
文例 · 用例
四月二十八日にはそれまで館の居間の床板を引き放って、土中に置いてあった棺を舁き上げて、江戸からの指図によって、飽田郡春日村岫雲院で遺骸を荼※にして、高麗門の外の山に葬った。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
岫雲院で荼所をこの寺にきめたのである。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
ちょうど荼の当日に、しかもお荼※所の岫雲院の井戸にはいって死んだというだけの事実を見て、鷹が殉死したのだという判断をするには十分であった。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
殿様のお供をした鷹は岫雲院で井戸に飛び込んで死んだ。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
会者、京都の王城、所沢の俳小星、青峰、宵曲、一水、雨葉、しげる、湘海、岫雲、みづほ、霜山、今更、たけし、鉄鈴、としを、子瓢、夜牛、石鼎。
— 高浜虚子 『五百句』 青空文庫
昭和五年八月十三日暴風来の報を聞きつつ奥田村の草舎にて前田普羅句集の出るまで 普羅句集と云ふ言葉が私の耳に響いたのは、十数年前甲府の山田岫雲氏の口から洩れたのが最初である。
— 前田普羅 『普羅句集』 青空文庫
当時岫雲氏は「自ら編輯に当つてもよい」とまで云つて居られたが、私は時でないと思ひ、其のまゝにして仕舞つた。
— 前田普羅 『普羅句集』 青空文庫
おのづからの時が来たのであらう、直ちに岫雲、巨籟、及び横浜の杉本禾人の三氏に此の旨を通じた。
— 前田普羅 『普羅句集』 青空文庫