茶飲み茶碗
ちゃのみぢゃわん
名詞
標準
teacup
文例 · 用例
荒武者は茶飲み茶碗か何かで酒をあをりながら、あの人を、おどしたり、すかしたり、様々に弁舌を弄して強談判を持ちかけてゐるのですが、決して埒があきません。
— 牧野信一 『捜語』 青空文庫
」 茶飲み茶碗などで酒を傾けてゐるので、忽ちポツとして来た彼は、卑し気な笑ひを浮べてお蝶を振り返つた。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
夕御飯が済んで、小さい女中と二人で、油ものは油もの、茶飲み茶碗は茶飲み茶碗と、あれこれと近所の活動写真の話などをしながらかたづけものをして、剪花に水を替えてやっていると、もうその頃はたいてい八時が過ぎている。
— 林芙美子 『生活』 青空文庫
そして長火鉢の横の小さい黒檀の棚から、茶飲み茶碗を取つて居た。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
その茶飲み茶碗はいつも銀の蓋で伏せてありまして、其茶がよい頃にさめると飲み、飲んではまた注いで二十分位蓋をしてさまして居るのです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
「此れはどうも結構な御酒でございますな」などゝ大人めいた口をきいて皆を笑わせながら、仙吉は猪口を持つような手つきで茶飲み茶碗からぐい/\と白酒を呷った。
— 谷崎潤一郎 『少年』 青空文庫
妙子は衣裳を汚さないように膝の上にナフキンをひろげて、分厚い唇の肉を一層分厚くさせつつ口をOの字に開けて、飯のかたまりを少しずつ口腔へ送り込みながら、お春に茶飲み茶碗を持たせて、一と口食べてはお茶を啜っているのであった。
— 中巻 『細雪』 青空文庫
盃の代りには茶飲み茶碗が六個、――みんな大きさも形もまちまちであるし、そのうち三個は、隣りの富川さんから借りたものであった。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
作例 · 標準
お気に入りの茶飲み茶碗で、ゆっくりと緑茶を味わった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
来客用に、少し大きめの茶飲み茶碗を準備した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この茶飲み茶碗は、父が大切にしている骨董品だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash