冷酷無情
れいこくむじょう
名詞形容動詞
標準
cruel and heartless
文例 · 用例
彼は最も烈しい衝動によつて創作するところの、眞の情熱的詩人であつて、しかもまた同時に、最も冷酷無情の目を持つたニヒリスチツクの哲學者だつた。
— 萩原朔太郎 『本質的な文學者』 青空文庫
兎に角冷酷無情の男であったらしい。
— 田中貢太郎 『一緒に歩く亡霊』 青空文庫
「いやに冷酷無情だな。
— 林芙美子 『晩菊』 青空文庫
墓の上にはとでも書かれようけれど、老齢の冷酷無情な面影からは、何一つ読みとることも出来はしないのだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
」ここで客は、言葉が次ぎから次ぎへと、まるで隼のように後を追って飛びだして来そうになり、息もつけないほどであったから、その口を制するためには、そのとき彼女の親友が取ったような冷酷無情な態度を取るより他はなかったのだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
』 だが我等の主人公が、生まれつき、それ程までに冷酷無情で、憐憫も同情も知らないほど鈍感な性質であったとは、一概にいうことは出来ない。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
まことに隙なく燃焼しつつある二人が全力で美しく愛情を支え合っているときにも、過去が現在の幸福を冷酷無情に顛覆して進んでゆくのである。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
何だって、あの男は冷酷無情なのかさっぱり判らない。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
利益だけを追求し、労働者を使い捨てにするあの経営者はまさに冷酷無情だ。
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彼は冷酷無情な取り立て屋として恐れられており、誰も逆らおうとはしなかった。
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どんなに謝罪しても一切許そうとしない彼女の瞳には、冷酷無情な光が宿っていた。
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