ながら歩き
ながらあるき
名詞動詞-サ変
標準
distracted walking
文例 · 用例
野も山も新緑で、はだかになってしまいたいほど温く、私には、新緑がまぶしく、眼にちかちか痛くって、ひとり、いろいろ考えごとをしながら帯の間に片手をそっと差しいれ、うなだれて野道を歩き、考えること、考えること、みんな苦しいことばかりで息ができなくなるくらい、私は、身悶えしながら歩きました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
そして、ふらふらしながら歩き續けてゐる内に現實的な意識は殆ど消えて、變にぼやけた頭の中に祖母や友達の顏が浮び上つたり、三四|日前にK館で見た活動寫眞の場面が走つたりした。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
一遍|峻さんに聞かしたげなさい」 泣きそうに鼻をならし出したので信子が手をひいてやりながら歩き出した。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
それからぜんたいこの運動場は何間あるかというように、正門から玄関まで大またに歩数を数えながら歩きはじめました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
山猫博士首を動かしながら歩き廻る。
— 宮沢賢治 『ポランの広場』 青空文庫
仕方なしにいやいやながら家は出ましたが、ぶらぶらと考えながら歩きました。
— 有島武郎 『一房の葡萄』 青空文庫
而してその下らない感情を追ひ払ふためにセメントの床の上をこつ/\と寒さに首を縮めながら歩きまはつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
あるものは、ネクタイの結び目を気にしながら歩き、あるものは、わざとネクタイを外している。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
作例 · 標準
スマートフォンを見ながらのながら歩きは、非常に危険だ。
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ながら歩きのせいで、電柱にぶつかってしまった。
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「ながら歩きはやめなさい!」と、母親が子供を叱った。
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