頭重
ずおも
名詞名詞-の形容詞
標準
heavy-headed
文例 · 用例
幸ひ發作はすつかり止まつてゐたが、劇藥的な錠劑服用のあとで頭重く、體だるく、氣分がひどく陰欝だが、さういふ状態を人には出來るだけ平然と裝つてゐたいのが變に意地つ張りな自分の癖だから、それか自らには一そう内訌する。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
翌朝早く起きいでて源叔父は紀州に朝飯たべさせ自分は頭重く口|渇きて堪えがたしと水のみ飲みて何も食わざりき。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
枕についた肩細く、半ば掻巻を藻脱けた姿の、空蝉のあわれな胸を、痩せた手でしっかりと、浴衣に襲ねた寝衣の襟の、はだかったのを切なそうに掴みながら、銀杏返しの鬢の崩れを、引結えた頭重げに、透通るように色の白い、鼻筋の通った顔を、がっくりと肩につけて、吻と今|呼吸をしたのはお蔦である。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 と言うが疾いか、早瀬の手は空を切って、体を踞んだと思うと、「あれ、」 かっとなって、ふらふらと頭重く倒れようとした――手を主税の肩に突いて、道子はわずかに支えたが、早瀬の掌には逸早く壁の隅なる煤を掬って、これを夫人の脛に塗って、穂にあらわれて蔽われ果てぬ、尋常なその褄はずれを隠したのであった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
かくても頭重そうに、頸を前へ差伸ばすと、駒下駄がそと浮いて、肩を落して片手をのせた、左の袖がなよやかに、はらりと欄干の外へかかった。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
昼の中は頭重く、胸閉ぢ、気疲劇く、何を致候も大儀にて、別けて人に会ひ候が※く、誰にも一切口を利き不申、唯独り引籠り居り候て、空く時の経ち候中に、此命の絶えず些づつ弱り候て、最期に近く相成候が自から知れ候やうにも覚え申候。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
昨夜は五度起こされて、頭重きままに、濡れた竹の皮の草履をはいてこの高みに立つた。
— 湘南サナトリウムの病院にて 『寢たらぬ日記』 青空文庫
曙覧の歌は多くこの頭重脚軽の病あり。
— 正岡子規 『曙覧の歌』 青空文庫
作例 · 標準
朝からずっと頭重感が取れず、仕事に集中できなくて困っている。
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低気圧が近づくと決まって頭重に悩まされるのは、体質の問題なのだろうか。
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睡眠不足が続いたせいで、頭が重くてぼんやりとした状態が続いている。
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