出居
いでい異読 でい
名詞
標準
sitting outdoors
文例 · 用例
眞鍮の茶釜の白鳥、出居の柱に行燈掛けて、燈紅く、おでん燗酒、甘酒もあり。
— 泉鏡太郎 『婦人十一題』 青空文庫
『根本説一切有部毘奈耶破僧事』十八から十九巻に竟って、長々と出居る。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
「はしり出」は、はしり出居で、戸を全部閉ぢた様にした、出居である。
— 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 『小栗判官論の計画』 青空文庫
神迎へに出居る屋で、其上には、槻の木があつたのだ。
— 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 『小栗判官論の計画』 青空文庫
「はなち出」は、戸ざしのない出居である。
— 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 『小栗判官論の計画』 青空文庫
一番これに近い例としては、神功紀・住吉神出現の段「日向の国の橘の小門のみな底に居て、水葉稚之出居神。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
だが神賀詞に比べると「出居」という語が「水葉」の用法を自由にしている。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
其の中に土蔵の塗直しが始まり、質屋さんでは土蔵を大事にあそばすので、土蔵の塗直しには冬が一番|持がいゝと云うので、職人が這入ってどし/\日の暮れるまで仕事をして、早出居残りと云うのでございます。
— 三遊亭圓朝 『真景累ヶ淵』 青空文庫
作例 · 標準
夕涼みがてら、縁側の出居で涼風に当たった。
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庭に面した出居で、お茶を飲みながら談笑した。
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虫の音を聞きながら、出居で静かに月を眺めた。
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標準
room that served both as a reception room and as a living room in a Heian-period mansion
作例 · 標準
平安時代の貴族は、出居で客をもてなし、また日常を過ごした。
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源氏物語の描写から、当時の出居の様子を想像する。
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寝殿造りの出居は、当時の生活の中心だった。
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標準
temporary sitting place installed in the garden at the imperial court, used on the occasion of archery or sumo ceremonies
作例 · 標準
弓場始めの儀では、庭に設けられた出居から天皇が観覧された。
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相撲節会の際、貴族たちは出居に座って力士たちの取り組みを見守った。
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その儀式の日は、庭の出居が厳かに飾られた。
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