触合
ふれあい
名詞
標準
文例 · 用例
どうかすると階段を下りる拍子に、二人の肩と肩とが触合ふこともある。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
人形のように白い顔をした若い男と女とが舞台の上にあらわれて、背中と背中とを触合わせたり、婉曲に顔を見合わせたり、襦袢の袖を濡らしたりした。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
そして両方の舷が殆んど触合うほど接近した時、相手の船上に風雨灯の光が見え、四五人の船員が舷門の方へ走って来た。
— 山本周五郎 『流血船西へ行く』 青空文庫
ところが、やがてその敵側から、「その定義によると、君たちのアトムなるものは、その落下がそのように垂直であるかぎり、ただ到るところに平行線を産み出すだけで、とうてい互いに接触合体することができないわけだね」と突込まれた。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
」 蟒が柄にも無い事を云つて、コツプとコツプを觸合せた。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫