大津絵
おおつえ
名詞
標準
Ōtsu-e
文例 · 用例
当時母上の戯れに物せし大津絵ぶしあり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
」 尋常の大津絵ぶしと異なり、人々民権論に狂せる時なりければ、妾の月琴に和してこれを唄うを喜び、その演奏を望まるる事しばしばなりき。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
藤の花から藤娘の話をよび出して、それから大津絵の話に転じて、更に鷹匠のはなしに移る。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
ここにおいて父やむをえず、板額は門破り、荒木又右衛門は関所を破る、常磐御前とここの城主はわが子のために、大事な操と陰嚢破ると、大津絵どころか痛い目をしてわれとわが手で両丸くり抜いた。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
椿岳は芳崖や雅邦と争うほどな巨腕ではなかったが、世間を茶にして描き擲った大津絵風の得意の泥画は「俺の画は死ねば値が出る」と生前豪語していた通りに十四、五年来著るしく随喜者を増し、書捨ての断片をさえ高価を懸けて争うようにもてはやされて来た。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
浅草絵と浅草人形 椿岳のいわゆる浅草絵というは淡島堂のお堂守をしていた頃の徒然のすさびで、大津絵風の泥画である。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
椿岳の画は大津絵でも鳥羽絵でもない、蕪村でも大雅でもない。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
が、椿岳の画は大津絵や絵馬のように単なる趣味一遍で鑑賞すべきものではない。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
作例 · 標準
例句