盲判
めくらばん
名詞
標準
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文例 · 用例
孔明といふ人は、身漸く衰へ、食大に減じた時に當つても、猶自ら吏事を執つた位の人で、盲判を捺すやうな宰相では無かつた。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
もとより無学文盲の二人の事とて、法律の事なんか全く知らず、盲判も同然で金額なども全然忘れたまま仲よく交際していた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
孔明という人は身体が次第に衰え食が大いに減じた時に当たっても、尚自分で事務を執ったくらいの人で、盲判を捺すような宰相ではなかった。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
仁右衛門(これから彼れという代りに仁右衛門と呼ぼう)は固より明盲だったが、農場でも漁場でも鉱山でも飯を食うためにはそういう紙の端に盲判を押さなければならないという事は心得ていた。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
交通巡査に自動人形を立たせ、市長の椅子に盲判押捺器を据え付けていはしまいかと、取りあえず度肝を半分ばかり抜かれたのであった。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
皆盲判を捺してどん/″\勝手に莊園にしてしまつたのですから、莊園の認可状を朝廷から貰つた者は昔は知らず今はないのです。
— 竹越與三郎 『日本の眞の姿』 青空文庫
また一面、當時の裁判の實相といへば、奉行の實權は與力に、與力は同心に、同心は目明し岡ツ引の徒に、漸次權力は下推し、奉行は單に形式的に裁判し、盲判を押すに過ぎなかつたから、こゝに明斷察智の超人的奉行を主人公とし、その縱横の材幹に由り、疑獄を裁斷するといふことが時流に投じたのである。
— 尾佐竹猛校訂 『大岡政談』 青空文庫
」「こういうのが正直正銘の盲判でしょうな。
— 佐々木邦 『人生正会員』 青空文庫
作例 · 標準
部長は忙しさにかまけて、部下の提出した書類に盲判を押してしまった。
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契約書の内容をよく確認せず、盲判を押したことで後で大きな問題になった。
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「おい、めくら判だけはするなよ。後で責任を問われるぞ」と先輩が忠告した。
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