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つと

つと
副詞頻度ランク #9972 · 青空 4909
1
標準
quickly
文例 · 用例
5向ふに、水車が、見えてゐます、  苔むした、小屋の傍、ではもう、此処からお帰りなさい、お帰りなさい  僕は一人で、行けます、行けます、僕は、何を云つてるのでせう  いいえ、僕とて文明人らしくもつと、他の話も、すれば出来た  いいえ、やつぱり、出来ません出来ません。
中原中也 別離 青空文庫
手短かに云へば、作家牧野は、もつと書き流す態の作をするにはあまりに純粋の要求があり過ぎたし、完固たるフォルムに到達するためにはあまりに情調派であり過ぎたのである。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
彼がこのことに意を用ゐて呉れゝば、彼の詩は今後もつと迫力を持つこととならう。
中原中也 菊岡久利著「貧時交」 青空文庫
どうせ目下が精神の貧寒時代であることは分つてゐますし、詩人が存外の苦吟をするのであることも分つてゐるのですから、もつとあけすけにして、もつと具体的なことを論ずることが、詩壇の急務ではありますまいか。
中原中也 近時詩壇寸感 青空文庫
認められること余まりに遅かつたためには、もつと作品の実質に関係ある、謂はば有機的理由ありとする人々があるであらうが、恐らくそれは間違つてゐる。
中原中也 宮沢賢治全集 青空文庫
かくて、芸術にもつと観念が必要だなぞと云ふ人も、せんないことを云つてゐるに過ぎない。
中原中也 山羊の言 青空文庫
感想中原中也 地方の詩のグループも多いことだが、どういふものか、ずつと以前から大連と神戸にだけ面白いものが見られるのだつた。
中原中也 感想 青空文庫
京都は嘗つて小生自身二年間ゐて、詩人にとつては有難い土地だと思つてゐるので、京都あたりからもつと面白いものが出てもよかりさうなものだと、かねがね思つてゐたが、仲々出なかつた。
中原中也 感想 青空文庫
作例 · 標準
彼女は席を立つと、誰にも気づかれないようにつと出口へ向かった。
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獲物を見つけた猫が、茂みの陰からつと飛び出して襲いかかった。
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名前を呼ばれると、彼は考え込んでいた顔を上げてつと返事をした。
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2
標準
calmly
作例 · 標準
激しい批判を浴びても、彼はつと冷静さを保ち、一つ一つ丁寧に反論した。
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パニックに陥る周囲をよそに、ベテランの医師はつと処置を続けていた。
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深呼吸を一つして、彼女はつと緊張を解きほぐし、ステージの中央へと進んだ。
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3
標準
intently
作例 · 標準
窓の外で鳴いている鳥の声を、彼はつと耳を澄ませて聴き入っていた。
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壁に掛けられた名画を前にして、美術学生はつと立ち尽くし、筆使いを凝視した。
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夜空に広がる満天の星々を、二人はつと黙って見上げていた。
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