寸断
すんだん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #40754 · 青空 117 例
標準
cutting to pieces
文例 · 用例
(茲で一寸断つて置くが、ホンの少しの事が分ると、分つたことが当人にとつて余りに珍しいので却つて書けるといつたあの生々しい文学青年をも「書いてゐる奴」の中に入れて話してゐるのではない。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
拝さばこの胸寸断になりて、常の決心の消えうせん覚束なさ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
寝ちゃあいかん、軒下で」 おりからひとしきり荒ぶ風は冷を極めて、手足も露わなる婦人の膚を裂きて寸断せんとせり。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
それを、褄は深いほど玉は冷たそうな、膝の上へ掛けたら、と思うが、察するに上へは出せぬ寸断の継填らしい。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」 紙片は寸断し去って袂に葬り、勝手|許に退らんと歩み来る、片隅の闇中より、黒きもの、ぬっと出づ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
むかでは、これがために寸断され、此処に六尺、彼処に二尺、三尺、五尺、七尺、一尺、五寸になり、一分になり、寸々に切り刻まれ候が、身体の黒き、足の赤き、切れめ切れめに酒気を帯びて、一つづつうごめくを見申し候。
— 泉鏡花 『凱旋祭』 青空文庫
根気よく寸断なく進んで川幅を拡めて行く生命の流れの響きを聞くものは、気が気でないものだ。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
こゝはや藪の中央ならむと旧来し方を振返れば、真昼は藪に寸断されて点々星に髣髴たり。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
作例 · 標準
地震による土砂崩れで、幹線道路が至る所で寸断され、孤立した集落が発生した。
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嵐の夜、暴風雨によって電線が寸断され、町全体が停電に見舞われた。
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敵の補給路を寸断するための作戦が、密かに実行に移された。
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