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試験地

しけんち
名詞
1
標準
文例 · 用例
学生時代には不断の試験地獄に苦しめられ、慢性的の神経衰弱にかかっていたし、親父には絶えず怒られて叱責され、親戚の年上者からは監督され、教師には鞭撻され、精神的にも行動的にも、自由というものが全く許されてなかった。
萩原朔太郎 老年と人生 青空文庫
試験地獄に直面して、そこに自分の小さいながらも人生の血路を切り開いて行った健気な態度、自分の繊弱い性質をどうにかして支持して行った苦心、そこに立派に少年の一つの理想が握られていました。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
ここにも若ものの運命を狂わせる試験地獄の祟りがあったわけだが、それが庸三の不断の悩みでもあった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
この瓦斯は、今日は非常に重くし、試験地区以外へは移動しないように注意されていた。
海野十三 火星探険 青空文庫
それまでに、この広い試験地区内は念入りに人間のいないことがたしかめられた。
海野十三 火星探険 青空文庫
満鉄は満蒙の将来の開発のため、猶此外に、鄭家屯、鳳凰城、得利寺、海竜城、黒山屯、長春、遼陽、鉄嶺、湯崗子等に農場試験地や牧場等を経営してゐるが、此地のが最も大きな規模を備へてゐる。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
少し考えて見ると、これが今日の入学試験地獄の根本的な遠因であることが判る。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
だが次のような意味では、試験地獄の弊が家庭の親達の「責任」問題になるということを見逃してはならない。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫