勤王家
きんのうか
名詞
標準
loyalist to the emperor
文例 · 用例
丁度維新の當士勤王家が困苦をなめた樣な了見にならなくては駄目だらうと思ふ。
— 夏目漱石 『鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年』 青空文庫
暗殺者の出るのは獨り無政府主義者のみでなく、國家社會黨からも、共和黨からも、自由民權論者からも、愛國者からも、勤王家からも澤山出て居ります。
— ‘V NAROD’ SERIES’ 『A LETTER FROM PRISON』 青空文庫
顧みて彼の勤王家、愛國家を見ますれば、同じ五十年間に、世界でなくて、我日本のみにして殆ど數十人或は數百人を算するではありませんか。
— ‘V NAROD’ SERIES’ 『A LETTER FROM PRISON』 青空文庫
文学は却つて活動世界の従僕となりて、勤王家、慷慨家等の名士をして其政治上の事業に附帯せしむるに至りぬ。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
遠く元弘三年の昔、九州随一の勤王家菊池武時は、逆臣北条探題、少弐大友等三千の大軍を一戦に蹴散らかさんと、手勢百五十騎を提げて、この櫛田神社の社前を横切った。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
外家の歴史を書いてその中にはっきりといわずとも、ただ勤王家の精神をもって源平以来の外家の歴史を書いてわれわれに遺してくれた。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
允成の友にして抽斎の師たりし市野迷庵が勤王家であったことは、その詠史の諸作に徴して知ることが出来る。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
抽斎は勤王家ではあったが、攘夷家ではなかった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫