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夜陰に乗じて

やいんにじょうじて
表現
1
標準
under cover of night
文例 · 用例
歳子が気にすると、それは近所の町の湯屋が夜陰に乗じて煙突の掃除をしてゐるのだと牧瀬はいつた。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
顔から手足まで、煤を塗って人相を変え、夜陰に乗じて城を抜け出し、南関へ行こうとして、忽ちにして捕えられた。
菊池寛 田原坂合戦 青空文庫
港務の許可なしに夜陰に乗じてコッソリ上陸したり、検疫前に上陸したりすることは、よし、どんな凪の晩の宵の中であっても悪いことに相違はないだろう。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
愚昧な心の動きを、狡猾な昆虫に譬へて、木の葉にかくれ、陽を見ず、夜陰に乗じて、滑稽な笛を吹く――詩を、作つて悲し気な苦笑を洩らしてゐた頃だつた。
牧野信一 或る日の運動 青空文庫
鼬は黄昏時だけであるさうだから未だしも始末が好いが、やがて大寒の頃になると櫟林の裏山から夜陰に乗じて野狐が襲来するさうだが、それはおそらくさすがのあたしの手にも負へぬだらう。
牧野信一 鵞鳥の家 青空文庫
稀には合格者も現れたが、そのうちで夜陰に乗じて土塀を乗り越すことなしに、十日以上の食客生活を続け得られた者は絶無であつたさうである。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
時々夜陰に乗じて、白い手袋を揃えた支那人の自転車隊が秘密な策動を示しながら、建物と建物との間をひそかな風のようにのっていった。
横光利一 上海 青空文庫
三人はそれどころでなく、夜陰に乗じて西中島を出立。
江見水蔭 備前天一坊 青空文庫
作例 · 標準
泥棒は夜陰に乗じて、ひっそりと家に侵入した。
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彼らは夜陰に乗じて秘密の会合を開き、今後の計画を練った。
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夜陰に乗じて移動することで、敵の目を欺くことができた。
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夜陰に乗じて(やいんにじょうじて) — 幻辞.com