小欲
しょうよく
名詞
標準
文例 · 用例
第五、小欲より大欲につきます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
仏教生活では、眼の前の惜しい、欲しい欲望の生活、すなわち小欲生活を、大欲生活の目的のために見直して善用する工夫をするのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
このことは小欲こそ理想へ向けての歩一歩であることを示すものです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
ですから小欲生活――現実の生活に非常に注意を致しますと同時に、余りに現実生活に執われ過ぎることを避けます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
小欲より大欲につくということは、何も別に小欲を捨ててしまって大欲ばかりを目指すということではありません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
仏教で言う真の欲望へ向って、現実生活のすべての小欲を善用、利用し尽すということです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
志士仁人もまたかかる醜態を演じて、しかも交誼を厚うする方便なりというか、大事の前に小欲を捨つる能わず、前途近からざるの事業を控えて、嚢底多からざるの資金を濫費す、妾の不満と心痛とは、妾を引いて早くも失望の淵に立たしめんとはしたり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
ひと口にいや、小欲が深すぎるんだよ。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫