憚御
憚御
名詞
標準
文例 · 用例
私無事越年仕候乍憚御安意可被成下候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
乍憚御如才は御坐候間敷候得共、御道中切角御自愛専一奉存候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
乍憚御省慮可被下候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
次に書中に見えてゐるのは、不音のわび、時候の挨拶、問安で、其末に「貧道無異に勤行仕候間乍憚御掛念被下間敷候」とある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
別紙御銘々様へは、乍憚御三君より御礼|可然御風語被成下度、此段貴答迄|如此に御座候。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
小生も不相変頑強、小夜も息災に候えば、乍憚御休神|可被下候。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
迷亭先生の手紙に真面目なのはほとんどないので、この間などは「其後別に恋着せる婦人も無之、いず方より艶書も参らず、先ず先ず無事に消光|罷り在り候間、乍憚御休心|可被下候」と云うのが来たくらいである。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
乍憚御休意被下度候。
— 安政三年九月二十九日 相良屋源之助あて 『手紙』 青空文庫