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禁遏

きんあつ
名詞動詞-サ変
1
標準
prohibition
文例 · 用例
自由の利く者は誰しも享楽主義になりたがるこの不穏な世に大自由の出来る身を以て、淫欲までを禁遏したのは恐ろしい信仰心の凝固りであった。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
淫事、賭博等は、人の性質によりて殊に之を好むものもあるが、如何に本具の約束だと云つて、之を放縱にすれば氣は耗り氣は亂れるから、節制禁遏せなければならぬのは勿論である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
其の之を考へずして苟くも在來の道徳に抵觸するものは一切禁遏せんとするが如きは無謀も甚だし。
石川啄木 無題 青空文庫
それから、豊臣徳川両氏の外教禁遏に会つて、始の中こそ、まだ、姿を現はしてゐたが、とうとう、しまひには、完く日本にゐなくなつた。
芥川龍之介 煙草と悪魔 青空文庫
かうして幾代を経ても、死に依つて血族相承することを交替と考へず、同一人の休止・禁遏生活の状態と考へたのだ。
折口信夫 若水の話 青空文庫
かくのごとく軍隊組織の社会においては経済上において必ず自然分配の法則を禁遏して人為分配法を施用せざるべからざるものなり。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
公任卿云、然者雖致放火殺害、不可加禁遏歟。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
これは是非禁遏せねばならぬ。
RECIT DU PAPE INNOCENT 3 法王の祈祷 青空文庫