非有
ひう
名詞
標準
文例 · 用例
いかなれば虚無の時空に新しき辨證の非有を知らんや。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
冬近き日に袷をきて非有の窮乏は酢えはてたり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
非有、非無、非非有、非非無。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
されど造化の上に於いて、阿含の有と般若の空とを法華涅槃の非有非空の裏に收め入るゝには、聖教量に待つことあり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
歴史的世界においては、過去は単に過ぎ去ったものではない、プラトンのいう如く非有が有である。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
一つの「有」もなく一つの「非有」もなかった、空気で満たされた空間も、それを覆う天もなかった。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
動いていた最初のものは欲求であった、それが生命の霊の最初の象徴であった、霊魂の奥底を探り求めた賢人等、彼らは「非有」と「有」との相関していることを知った。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
「有」と「非有」とは一体正反対なものであるのを連関したもののように見なしている。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
ウィキペディア
非有(ひゆう、生没年不詳)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての真言宗の僧。長宗我部氏の家臣。滝本寺非有 、非有斎とも呼ばれ、非遊と表記されることもある。谷忠澄の弟といわれるが定かではない。
出典: 非有 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0