日盛り
ひざかり
名詞
標準
high noon
文例 · 用例
地車のとどろと響く牡丹かな 牡丹という花は、夏の日盛りの光の下で、壮麗な色彩を強く照りかえすので、雄大でグロテスクな幻想を呼び起させる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
私はZ町まで用があって日盛りの時刻に出掛けて行った。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
そうして河畔に茂った「せんだん」の花がほろほろこぼれているような夏の日盛りの場面がその背景となっているのである。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
また一日じゅうの時刻については「朝五つ時前(午前八時)、夕七つ時過ぎ(午後四時)にはかけられない、多くは日盛りであるという」とある。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
五月の日盛りの空はぼうとして、起伏する駿州の丘陵が薄い霞の中から、初夏の姿をあらはして居る。
— 平出修 『計画』 青空文庫
五月の日盛りの空はぼうとして、起伏する駿州の丘陵が霞の中から、初夏の姿をあらはして居る。
— 平出修 『計畫』 青空文庫
―― ――いま、俥で日盛りを乘出すまで、殆ど口にしたものはない。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
けれども、冬の鳥打帽を被つた久留米絣の小僧の、四顧人影なき日盛りを、一人雲の峰に抗して行く其の勇氣は、今も愛する。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
作例 · 標準
日盛りの時間帯は太陽が真上から照りつけ、アスファルトから陽炎が立っている。
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日盛りを避けて、夕方の涼しくなった時間を見計らって買い物に出かける。
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日盛りの農道には人影もなく、ただ蝉の声だけが騒がしく響いていた。
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