王水
おうすい
名詞
標準
aqua regia
文例 · 用例
不純酸化コバルトを王水に浸し、その四倍の重量の水に薄めたものが、ときどき用いられる。
— THE GOLD-BUG 『黄金虫』 青空文庫
毒蛇に咬まれた人、糸一条を七所結び頸に掛け、ジェット・シン、ジェット・シンと唱え続けながら、王宮に趨く途中、結び目を六つまで解く、宮に入って王の前で、七つ目の結びを解く、時に王水をその創に灌ぎ、また両手に懸け、一梵士来りて祈りくれると、平治して村へ還ると。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
「王水〔塩酸と硝酸との混合物〕ですか?
— 小酒井不木 『暗夜の格闘』 青空文庫
ではあの竹内の土瓶の中は王水でしたか?
— 小酒井不木 『暗夜の格闘』 青空文庫
「俊夫さんは、どうして白金が土瓶の中の王水にとかしてあることを見つけたのですか?
— 小酒井不木 『暗夜の格闘』 青空文庫
何しろ商人たちは、こういう途轍もないマデラ酒がお気に召す地主連の味覚を百も承知で、遠慮会釈なくラムで味をつけたり、時にはロシア人の胃の腑なら、この位のことは大丈夫と見越して、*6王水まで注ぎこんでおくからである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
*6 王水 強硝酸と強塩酸との混合液で、通常の酸に溶解せぬ金、白金を溶解し得る強烈な作用を有する。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
金博士始末案件(一)王水険博士を擁立し、金博士を牽制するとともに、必要に応じて、金博士をおびき出すこと。
— ――金博士シリーズ・6―― 『戦時旅行鞄』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
王水 は、濃塩酸と濃硝酸を3:1のモル比で混合してできる橙赤色の液体である。CAS登録番号は8007-56-5。
出典: 王水 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0