限りなく
かぎりなく
表現副詞
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文例 · 用例
ただ私の限りなく氏を愛敬してその夭折を傷む所以は、勿論、氏の態度や思想や趣味性に私と共鳴する所の多かつたにもよるが、それよりも更に大切なことは、氏の芸術が真に恐ろしい人間の生命そのものに根ざした絶叫であつたと言ふことである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
かかる二つの區切られてゐない領域のなかに住まつてゐて、その兩方のものから限りなく養はれてゐる我々の實存を、我々はもつともはつきりと認識するやうに努力しなければなりません。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『ドゥイノ悲歌』 青空文庫
と、殆ど同時に、私の意識はすうつと拭はれるやうに總身から消え去つて、血潮の赤が限りなく遠くに霞んだかと思ふと、私はくらくらと倒れかかつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
ただきらきらと潮流に乘つて動いて行く浪のうねりが限りなく續いてゐる。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
これが限りなく果敢なく、淋しい。
— 寺田寅彦 『秋の歌』 青空文庫
秋やや老いて凩鳴りそむれば物さびしさ限りなく、冬に入りては木の葉落ち尽くして庭の面のみ見すかさるる、中にも松杉の類のみは緑に誇る。
— 国木田独歩 『星』 青空文庫
これわれと永久に別れて無究に相見ず、われは北極の氷と化し君は南極の石となりて、感ぜず思わず、限りなく相見ずと思いたもうともなお忍びたもうことを得るや。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
渡瀬はできるだけ解りやすくと、噛みくだくようにものをいっていたが符号や数字が眼の前に数限りなくならんでいるのを辿っていくと、新井田氏の存在などはだんだん薄ぼやけてきた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
「わあ、見て! あの空、限りなく透明に近いブルーで本当に綺麗」
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この二つのデザイン案は、素人目には限りなく同じものに見える。
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限りなくゼロに近い確率であっても、勝機があるなら俺は賭けてみたい。
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秋の夜長、限りなく続くかのような虫の音に耳を傾けながら読書を楽しんだ。
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