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綿摘み

わたつみ
名詞
1
標準
picking cotton
文例 · 用例
鈴木春信が好んで描いた綿摘み、それは言ふまでもなく、江戸時代の私娼の一つで、狩屋三郎の懇ろにして居るお咲といふのは、喜の字屋の師匠の妹で、二十二三であつたにしても、相當顏の良い姐御だつたのです。
軍學者の妾 錢形平次捕物控 青空文庫
しかるにこの度は、先方の父親が、若様の御支配遊ばす、わたつみの財宝に望を掛け、もしこの念願の届くにおいては、眉目容色、世に類なき一人の娘を、海底へ捧げ奉る段、しかと誓いました。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
きみが姿を仰ぎみて、君がみ聲を聞くときは、おほそら高くあま翔り、わたつみふかくかづきいり、かぎりある身のかぎりなき、うき世にあそぶこゝちして、うた人なりしいにしへのダヌテがふみをさながらに、おとにうつしてこよひこそ、聞くとは思へ、うため(歌女)の君に。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
いでや浮島のヱネチアに往かん、わたつみの配てふヱネチアに往かん。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
あなたの琴の音もずいぶん長く聞かなんだね」 と仰せられた時、わたつみに沈みうらぶれひるの子の足立たざりし年は経にけり と源氏が申し上げると、帝は兄君らしい憐みと、君主としての過失をみずからお認めになる情を優しくお見せになって、宮ばしらめぐり逢ひける時しあれば別れし春の恨み残すな と仰せられた。
明石 源氏物語 青空文庫
これを聞きてある女の童のよめる、「わたつみのちぶりの神にたむけするぬさのおひ風やまずふかなむ」とぞ詠める。
紀貫之 土佐日記 青空文庫
何事も面がはりする新世に老いぬればこそ稀に遇ひけれ四方の海浪の音もなしわたつみの神も仕ふる君の御代かな神南備の森の柏木かしこきが皆あらはれて守る御代かなみたらしの流の清く世の中もかはらであれや禍事なしに道ありて世をめぐみます天地にそむかずてこそ生かまほしけれ若き人人の、歌のことを問ひける折。
與謝野禮嚴 禮嚴法師歌集 青空文庫
或夜は黒きわたつみの上、片手に乱るる裾をおさへて、素足のまま、君が大船の舳先に立ち、白き蝋燭の銀の光を高くさしかざせば、滴る蝋のしづく涙と共に散りて、黄なる睡蓮の花となり、又しろき鱗の魚となりぬ。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
作例 · 標準
夏の暑い日差しの中、農夫たちは畑で綿摘みに精を出した。
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昔のアメリカ南部では、奴隷たちが綿摘み労働を強いられていた。
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彼女は綿摘み歌を口ずさみながら、白い綿花をバスケットに入れていった。
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