楽器店
がっきてん
名詞
標準
musical instrument store
文例 · 用例
銀座の楽器店の軒ばにつるした拡声器が「島の娘」のメロディーを放散していると、いつのまにか十人十五人の集団がその下に円陣を作るのも、あながち心理的ばかりではなくて、なにかわれわれのまだ知らない生理的な因子がはたらいているのかもしれない。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
適当な楽譜を得るためにはじめには銀座へんの大きな楽器店へ捜しに行ったが、そういう商店はなんとなくお役所のように気位が高いというのか横風だというのか、ともかくも自分には気が引けるようで不愉快であったから、おしまいには横浜のドーリングとかいう商会へ手紙で聞き合わしたり注文したりする事にしていた。
— 寺田寅彦 『二十四年前』 青空文庫
そして三丁目の十字路を突切つて、とある楽器店の前まで来た。
— 徳田秋聲 『和解』 青空文庫
そのうち或る晩、本郷切通しの右側にあった高野とか云う楽器店で、一台のピアノを見た。
— ――音楽が家庭にもたらすもの―― 『きのうときょう』 青空文庫
銀ぶら道中記(七) 山野楽器店も相当古い。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
最後のコーラスがもう半ばをすぎて、派手やかに着飾った令嬢たちが舞台におし並び、楽器店や弟子たちの父兄達から奥住女史に贈られた花籠や花束がぎっしりと置き並べられて、折角のコーラスも、この色彩雑多な絢爛さに眩んでいるようであった。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
相当に名の売れた楽器店の息子で、園部の弟子と自称してるところを見ると、詩作も少しはやるらしいし、また楽器も多少はいじれるらしいし、ダンスもやるらしいし、そして楽器店の商売にも外交的手腕をいくらか持ってるらしい。
— 豊島与志雄 『朝やけ』 青空文庫
主人は山野楽器店、一年間、八円、五年間夜学。
— 一九三九年(昭和十四年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
「駅前の楽器店でギターの弦を買ってきたいんだけど、付き合ってくれない?」
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憧れのヴィンテージギターがショーケースに並んでいるのを眺めに、週末はよく楽器店へ足を運ぶ。
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その楽器店には熟練のリペアマンが常駐していて、古いバイオリンも丁寧に応急処置してくれた。
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店内にずらりと並んだ金管楽器が照明を反射して輝く様子は、いつ見ても壮観だ。
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