責苦
せめく
名詞
標準
文例 · 用例
…… 私はな、丸官はんに、軋々と……四角な天窓乗せられて、鶉の仕切も拷問の柱とやら、膝も骨も砕けるほど、辛い苦しい堪え難い、石を抱く責苦に逢うような中でも、身節も弛んで、恍惚するまで視めていた。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
でないとあとでえらい責苦にあふことぢゃぞよ。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
でないと山ねこさまにえらい責苦にあわされますぞい。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
行糧の料はすでに尽き、衣類、履ものも旅の責苦に破れ損じた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
僧を呪いし罪によって地獄の責苦を受くる事よ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
あな悦ばしや地獄の責苦によりて、現世の罪を償う事よ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
あな悦ばしや現世の咎を地獄の責苦によってうち訂さるることよ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
勇んでまた責苦の難みに遇いに行こう。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫