跨ぐ
またぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞頻度ランク #40002 · 青空 609 例
標準
to step over
文例 · 用例
我を忘れてばらばらとあとへ遁帰ったが、気が付けば例のがまだ居るであろう、たとい殺されるまでも二度とはあれを跨ぐ気はせぬ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
三岐を目の下にして、例の間道らしいのを抜けたと思ふが、横状に無理な崖をするりと辷つて、自動車の屋根を踏跨ぐか、とドシンと下りた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
遊び過ごしたりして小言を待ち設けながら敷居を跨ぐ時なぞには殊に、誰と誰とが家に居て、どう云ふ風に坐つて居ると云ふ事すら眼に見えるやうに判つて居たけれども、この兄だけは居るやら居ないやら見当がつかなかつた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
膝の上にのせれば、跨ぐ。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
実際魔所でなくとも、大崩壊の絶頂は薬研を俯向けに伏せたようで、跨ぐと鐙の無いばかり。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
誰だか知らないが、世界を慥えた奴はいやな奴だ」 その憤懣を抱いて敷居を跨ぐのだったから、家へ上って行くときの声は抉るような意地悪さを帯びていた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
友染の羽織を着たのが、店から火鉢を抱えて来て、膝と一所に、お大事のもののように据えると、先生は引跨ぐ体に胡坐の膝へ挟んで、口の辺を一ツ撫でて、「敷きな、敷きな。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
それはそれは数え切れぬくらい、いずれも一尺、一尺五寸、御丈三尺というのはない、小さな石仏がすくすく並んで、最も長い年月、路傍へ転げたのも、倒れたのもあったでありましょうが、さすがに跨ぐものはないと見えます。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
作例 · 標準
道端にある水たまりを汚さないように大きく跨ぐと、バランスを崩してよろけてしまった。
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リビングで寝転がっている愛犬を跨ぐとき、誤って尻尾を踏まないように細心の注意を払う。
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「縁起が悪いから、人の足を跨ぐんじゃない」と祖母から厳しく叱られた。
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標準
to stretch over
作例 · 標準
新しい鉄道の路線は、古くからの住宅街を跨ぐように高架橋を建設する計画だ。
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この歴史的な建造物は、江戸時代から明治時代を跨ぐ長い年月をかけて改修され続けてきた。
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彼の研究成果は複数の学問領域を跨ぐものであり、多方面から高い評価を得ている。
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