呼び捨てにする
よびすてにする
表現動詞-サ変-する
標準
to address (someone) without using a suffix such as "-san" or "-chan"
文例 · 用例
彼らは自らインテリゲンチヤと稱しながら、召使に向つては「お前」と呼び捨てにするし、百姓などはまるで動物扱ひにして、ろくすつぽ勉強はせず、本氣に讀書といふ事もしない。
— 太宰治 『津輕地方とチエホフ』 青空文庫
旦那といふのは祖先の餘慶によつて村の百姓をば呼び捨てにするだけの家柄である。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
夢んなかに、芝が出てきて怒るからさ」「バカ者、目のまえにいるのに、呼び捨てにする奴があるか」 と、芝が笑った。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
啓吉が一番嫌いなのは、平気で母親に向って、「おいおい」と呼び捨てにすることや、けしからんことには、啓吉を「小僧小僧」といったり、全く、この男については何ともいいようのない胸悪さを持っていた。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
小僧小僧だなんて、大人になったら大学へ行くんだのに莫迦にしてらア、啓吉は、よく母親のところへやって来る「小僧小僧」と呼び捨てにする男の事を思い出した。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
他の藩でもそうであろうが、私の藩で家老と他の藩士とは、非常の等差のあったもので、家老はその他の藩士を何役であろうが呼び捨てにする。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
一体封権の世では君臣の間という事は厳重であったから、君前においては互に名を呼び捨てにする。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
あらゆるものに敬語を付け、呼び捨てにするのを失礼とした。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
作例 · 標準
彼のことを呼び捨てにするのはやめてください。
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彼女は誰に対しても呼び捨てにすることはしない。
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部下を呼び捨てにする上司は、あまり好かれていない。
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