非常信号
ひじょうしんごう
名詞
標準
alarm
文例 · 用例
新しき五月の花――28 帆柱高く上がる非常信号旗。
— 渡辺温 『氷れる花嫁』 青空文庫
非常信号の一つである。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
それに、第一タイタニックなら例え発火信号をしていたところで、非常信号でなどある可き筈はない。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
非常信号を丸木兵団長に!
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
静聴し給え諸君、万一僕の企てが成功したらどうせられる、僕は今やここに救世主の資格を以て、諸君を瀕死の境より救い出そうと欲するのである」 この時大天文台からは、非常信号が掛かって、会堂の一隅に置かれたる大鐘は、物凄い音響を以て、聴衆の耳朶を烈しく打った。
— 木村小舟 『太陽系統の滅亡』 青空文庫
受話器を耳にしたる一技師は、須臾にしてその顔色土のごとく、答うる口さえ慄いがちとなった、様子如何にと待ち構えたる聴衆は、非常信号の内容を聞くべく、再び喧擾し始めたが、突如として壇上に現れたる、老博士を見るや、期したるがごとく静まり返った。
— 木村小舟 『太陽系統の滅亡』 青空文庫
君がゾーッとしたというのは、その口の利けない潜在意識が、非常信号を発したのさ。
— 江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 青空文庫
間もなく番頭の非常信号によって、宿直員全部が三階に集まった。
— 江戸川乱歩 『一寸法師』 青空文庫