母樹
ぼじゅ
名詞
標準
seed tree
文例 · 用例
なお一般に種子の重さや生長期の長短あるいは病にかかりやすい度などもその種子を採った母樹の土地によほど関係するそうである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
机は蚊母樹か何かで岩乗に出来てゐて、引出には真鍮の金物が打つてある。
— 森鴎外 『金貨』 青空文庫
――すべて木の葉の中で、天が下の王妃の君とも稱ふべき公孫樹の葉、――新山堂の境内の天聳る母樹の枝から、星の降る夜の夜心に、ひらり/\と舞ひ離れて來たものであらう。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
――すべての木の葉の中で、天が下の王妃の君とも称ふべき公孫樹の葉、――新山堂の境内の天聳る母樹の枝から、星の降る夜の夜心に、ひらり/\と舞ひ離れて来たものであらう。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
或るとき伊澤氏で、蚊母樹で作つた櫛を澤山に病家から貰つたことがある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
しかしどうも活着がむつかしくて、やっと二本だけ成功させたので、これを公園へ出す前にまずそれを母樹の傍へ植えさせた。
— 牧野富太郎 『寒桜の話』 青空文庫
作例 · 標準
森林再生のために、成長が良く病害虫に強い木を母樹として選定する。
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母樹から採取した種子を苗圃で丁寧に育て、再び山へ植え戻していく。
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この巨大なブナの木は、周囲に多くの種を落とす大切な母樹としての役割を担っている。
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