油樽
あぶらたる異読 ゆそん
名詞
標準
oil barrel
文例 · 用例
柚木は過去にいろいろの家に仕事のために出入りして、醤油樽の黴臭い戸棚の隅に首を突込んで窮屈な仕事をしたことや、主婦や女中に昼の煮物を分けて貰って弁当を使ったことや、その頃は嫌だった事が今ではむしろなつかしく想い出される。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
」 彼は、醤油樽に貼るレッテルを出して来た。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
今迄は少しも心付かなかつたが、唯見る、我弦月丸の左舷船尾の方向二三|海里距つた海上に當つて、また一|度微な砲聲の響と共に、タール桶、油樽等を燃燒すにやあらん、※々たる猛火海を照して、同時に星火を發する榴彈二|發三|發空に飛び、つゞいて流星の如き火箭は一|次一|發右方左方に流れた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
爺どのが、待たっしゃい、鶴谷様のお使いで、綿を大いこと買うて来たが、醤油樽や石油缶の下積になっては悪かんべいと、上荷に積んであるもんだ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
松浦が片手に提げていた醤油樽で、神主の脳天を食らわせたので、可愛そうに髭神主が醤油の海の中にウームと伸びてしまった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
罰を当てるなら当ててみよ』 と破れた醤油樽を御神殿に投込んで人参畑へ帰って来たが、帰ってからこの話をすると、それは賞められたものじゃったぞ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
醤油樽、炭俵、下駄箱、上げ板、薪、雑多な木屑等有ると有るものが浮いている。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
醤油樽、炭俵、下駄箱、上げ板、薪、雜多な木屑等有ると有るものが浮いて居る。
— 伊藤左千夫 『水害雜録』 青空文庫
作例 · 標準
油樽について考える必要があります。
この油樽は非常に重要です。
油樽の意味を理解することが大切です。
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