月余
げつよ
名詞
標準
文例 · 用例
先達は肺炎を患つて、一ヶ月余り顔を見せなかつた。
— 中原中也 『散歩生活』 青空文庫
それに一ヶ月余りといふものを寝て起きて食ふと言ふ全くその文字通りの日暮しのために、いつときも我慢し切れなくなつてゐた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
私は半月余り前、フランテンの欧洲航路を終えて帰った許りの所だった。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
眼前お春が最期を見てしより、旗野の神経|狂出し、あらぬことのみ口走りて、一月余も悩みけるが、一夜月の明かなりしに、外方に何やらむ姿ありて、旗野をおびき出すが如く、主人は居室を迷出でて、漫ろに庭をひしが、恐しき声を発して、おのれ!
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
松川|彼処に住ひてより、別に変りしこともなく、二月余も落着けるは、いと珍しきことなりと、近隣の人は噂せり。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
」ただ、飼い放ち在るだけでは、金魚も月余の命、保たず。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
「金魚も、ただ飼い放ち在るだけでは、月余の命、保たず。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
)金魚も、ただ飼い放ち在るだけでは、月余の命、保たず。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫