掘立柱
ほったてばしら
名詞
標準
pillar sunk into the ground
文例 · 用例
左の方には入口の掘立柱から奥の掘立柱にかけて一本の丸太を土の上にわたして土間に麦藁を敷きならしたその上に、所々|蓆が拡げてあった。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
また東院礼堂下から発見せられた掘立柱の如きも、もとの斑鳩宮と東院との関係を知る上に有益なる資料を提供したものであると考える。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
斑鳩宮に掘立柱の建築物のあった事は、余輩かつて本誌上の「斑鳩宮雑考」の中にも述べておいた。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
寺院の建築物の中には、礎石上に建てられたる物と、掘立柱の物とが、ともに並び存在した実例は、正倉院文書造石山院所労劇帳にも見えている。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
小屋の掘立柱は三尺おき、それに竹矢来を組んで蓆を張りつけてある。
— 両国の大鯨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
ところで、掘立柱はおろか、蓆一枚やぶれていない。
— 両国の大鯨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
櫓主が五百両も出した代物を、たった二日あけただけで跡形なしになってしまっちゃ、どうにもアガキがとれやしません」 ひょろ松は、ズイと菰掛のほうへ寄って行って、掘立柱の根方のところをひとわたり調べまわっていたが、また皆のところへ戻って来て、「どこにも運び出したような跡がねえ。
— 両国の大鯨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
いったい、ど、どんなことをして持って行きやがったンでしょう」 顎十郎は、なにをくだらんといった顔で、「なにもいちいち掘立柱の根を調べるには当らない。
— 両国の大鯨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
土の中に深く埋められた掘立柱の跡を調査することで、当時の建物の規模が判明した。
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掘立柱は直接土に触れるため腐りやすく、数十年ごとに建て替える必要があった。
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「見てごらん、この穴が掘立柱を立てていた証拠なんだ」と学芸員が言った。
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