風浪
ふうろう
名詞
標準
wind and waves
文例 · 用例
つくづくその世界の有為転変を知るかの女は、世間の風聞にもはや動かされなくなっているにしても、しかし、それを通じて風浪の荒い航行中に、少くともかの女のむす子は舵を正しく執りつつあるのを見て取った。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
一敗の後、再び歐土に旗を樹てた時、殆んど復暴風浪を卷くの勢を爲したのも無理は無いのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
※ 長者はその日が来ると、宇賀の老爺はじめ十余人の供人を伴れて、伊勢参宮に出かけて往きましたが、土佐の海は風浪の恐れがあるので、陸路をとることにしました。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
ポツジヨの興は風浪の高きに從ひて高く、掌を抵ちて哄笑し、海に對して快哉を連呼せり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
さらでだに潮流急なる山雉の渡、山靈一たび怒れば、風浪險惡、往々行舟を覆す。
— 大町桂月 『金華山』 青空文庫
もし風浪のしばしと惜む心やあらむ、心もとなし。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
五日、風浪やまねば猶同じ所にあり。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
十六日、風浪やまねば猶同じ所にとまれり。
— 紀貫之 『土佐日記』 青空文庫
作例 · 標準
低気圧の影響で沖合の風浪が激しくなり、すべての漁船に帰港命令が出された。
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荒れ狂う風浪に揉まれながら、連絡船はなんとか目的地を目指して進んでいく。
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岬の先端に立つと、激しい風浪が岩肌に当たって白い飛沫を上げる様子が見えた。
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標準
wind wave
作例 · 標準
穏やかな海面に風が吹き始め、小さな風浪が幾重にも重なって岸へと押し寄せた。
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サーファーたちは、発達した風浪が生み出す絶好の波を求めて海に飛び込んだ。
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船酔いに弱い彼は、少しの風浪でも船体が揺れると顔色を悪くした。
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