粗衣粗食
そいそしょく
名詞
標準
simple life
文例 · 用例
ひとりで、じだらくにして、粗衣粗食してをれば、周囲がしづかで、すゞしくて、のんきでゆつたりしてくる。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
立身出世をする人物は子供の時分から粗衣粗食に甘んじて常に楽しく励む者である、といふ風なことをいつも祖母から教へられてゐた。
— 牧野信一 『鞭撻』 青空文庫
先ず自己の墓を築いて置いて粗衣粗食で激しく労働しつつ無言の行をやるというあの修道院の内の僧侶達に自分の身を譬えて見たこともある。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
為山氏は善き衣善き駒下駄を著け金が儲かれば直に費しはたすに反して不折君は粗衣粗食の極端にも耐へなるべく質素を旨として少しにても臨時の収入あればこれを貯蓄し置くなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
按摩|按腹をしても餓えて死ぬ気遣いはない、粗衣粗食などに閉口する男でないと力身込んで居るような訳けで、私が経済上に不|活溌なのは失敗の極端を恐れて鈍くして居るのですが、その外直接に一身の不義理にならぬ事に就ては必ずしも不活溌でない。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
粗衣粗食、寒暑を憚らず、米も搗くべし、薪も割るべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
寺の僧侶が毎朝早起、経を誦し粗衣粗食して寒暑の苦しみをも憚らざれば、その事は直ちに世の利害に関係せざるも、本人の精神は、ただその艱苦に当たるのみを以て凡俗を目下に見下すの気位を生ずべし。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
彼は粗衣粗食に甘んじる。
— 豊島与志雄 『現代小説展望』 青空文庫
作例 · 標準
偉大な思想家は、粗衣粗食を旨とし、学問に打ち込んだ。
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現代社会において、粗衣粗食で生活するのは難しいだろう。
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彼は粗衣粗食に甘んじ、そのわずかな収入を全て研究費に充てた。
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