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沸かし湯

わかしゆ
名詞
1
標準
hot water (esp. cold mineral spring water heated up at the right temperature for bathing)
文例 · 用例
温泉と云つても沸かし湯であつた。
若山牧水 鳳來寺紀行 青空文庫
先生は自然と出て来る楽しい溜息を制えきれないという風に、心地の好い沸かし湯の中へ身を浸しながら、久し振で一緒に成った高瀬を眺めたり、田舎風な浅黄の手拭で自分の顔の汗を拭いたりした。
島崎藤村 岩石の間 青空文庫
そこは沸かし湯の湯治場であったのです。
小川未明 子供の時分の話 青空文庫
「湯家ですね、平家時代の」「何です、湯家って」「清盛の別荘の上にあったという湯泉です」「今も湯泉じゃないか、あれは」「さあ、沸かし湯でしょう」山上に料亭があるらしい。
吉川英治 随筆 新平家 青空文庫
「消してください、お父さん」 巌は炎の中へ飛びこんだ、かれは右に走り左に走り、あらゆるテーブルを火に遠くころがし、それから壁やたなや箱の下をかけずりまわって火の手をさえぎりさえぎりたたきのめし、ふみしだき、阿修羅王が炎の車にのって火の粉を降らし煙の雲をわかしゆくがごとくあばれまわった。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
作例 · 標準
その温泉旅館では、源泉かけ流しと沸かし湯の両方を楽しむことができる。
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この地域の鉱泉は温度が低いため、一度沸かし湯にしてから浴槽に注がれる。
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自宅で温泉気分を味わおうと、温泉の素を入れた沸かし湯に入った。
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