門火
かどび
名詞
標準
fire lit at a gate for funerals, weddings and Obon
文例 · 用例
町のまっ赤な門火の中で、刀をぎらぎらやらかしたんだ。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
」 町はずれの町長のうちでは、まだ門火を燃していませんでした。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
」 町はづれの町長のうちでは、まだ門火を燃して居ませんでした。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
切籠・折掛・高燈籠を立てた上に、門火を焚くのは、真に蛇足の感はあるが、地方によつては魂送りの節、三昧まで切籠共々、精霊を誘ひ出して、これを墓前に懸けて戻る風もある。
— 折口信夫 『盆踊りと祭屋台と』 青空文庫
桑作はそこに門火を焚いていた一人の若者を半蔵の前へ連れて行った。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
蝋燭や燈蓋の普及する以前には、いっさいの照明は松明でなければならぬから、迎え送りの門火の苧稈までが、必ず小松明であったということはすなわちまた精霊の火の運搬せられたことを語るものであろう。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
それで身が冷えているだろうといういたわりから、コスガナシだけには麦藁を門火に焚いてお迎えをし、新らしい方の魂祭には火を焚かないということである。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
除夜にはサイトリカバといって、白樺の皮を門火に焚くことは、他の山国の盆の夕も同じであった。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
作例 · 標準
お盆の初日、家の前には門火が焚かれていた。ご先祖様をお迎えする準備だね。
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結婚式の当日、新郎の家では門火を焚いて、賑やかに迎え入れたそうだ。
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地域のお祭りでは、古くから伝わる門火が神聖な儀式として執り行われる。
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「懐かしいな、昔は毎年のように門火を見たものだ。」と、祖母が昔を偲んだ。
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