痛い痛い
いたいいたい
名詞
標準
文例 · 用例
頭が痛い痛いと言っていましたけど。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
あ、痛い痛いと、左の手を握って、何ですか――印を結んだとかいいますように、中指を一本押立てていらっしゃるんです。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
泣くたって一体お父さんたちは、まだ僕の近くに居るだらうか、あゝ痛い痛い。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
泣くたって一体お父さんたちは、まだ僕の近くに居るだろうか、ああ痛い痛い。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
痛い痛いと脛を撫でつつ漸くそこに達し、拝殿にも上らず、直ちにその後の丘の上に駆け上ると、ここぞ海抜三千三百三十三尺、高さからいえば富士山の三分の一位のものであるが、人跡余り到らぬ常州第一の深山八溝山の絶頂である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
ああ、熱い熱い、痛い痛い。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
倒れて、そのまま、痛い痛いとのた打ちまわった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
寺田は夜通し撫ぜてやったが、痛みは消えず、しまいには油汗をタラタラ流して、痛い痛いと転げ廻った。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫