海松布みるめ名詞1標準文例 · 用例二つ目の浜の石屋が方へ、暮方仏像をあつらえに往った帰りを、厭な、不気味な、忌わしい、婆のあらもの屋の前が通りたくなさに、ちょうど満潮を漕げたから、海松布の流れる岩の上を、船で帰って来たせいであろう。— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫ああ、芥の臭でもすることか、海松布の香でもすることか、船へ搦んで散ったのは、自分と同一鬢水の…… ――浦子は寝ながら呼吸を引いた。— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫