雲消霧散
うんしょうむさん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
vanishing like mist
文例 · 用例
とにかくこうなるとせっかくの最初の空想も雲消霧散して残るものは世智辛い苦々しい現実である。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
もしも人間の「目」が少しも錯覚のないものであったら、ヒトラーもレーニンもただの人間であり、A一A事件もB一B事件も起こらず、三原山もにぎわわず、婦人雑誌は特種を失い、学問の自由などという言葉も雲消霧散するのではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
世に妖怪を信ぜざるものは、右らの例を引きて、幽霊、鬼神談を一陣の風とともに、雲消霧散に帰せしめんとするも、世のいわゆる妖怪は、みなこの種のごときものに限るにあらず。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
作例 · 標準
例句