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名詞
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標準
文例 · 用例
いわゆる一騎落から波山へ続く古戦場は、その故道で。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
目覚れば昨宵明放した窓を掠めて飛ぶ烏、憎や彼奴が鳴いたのかと腹立しさに振向く途端、彫像のお辰夢中の人には遙劣りて身を掩う数々の花うるさく、何処の唐草の精霊かと嫌になったる心には悪口も浮み来るに、今は何を着すべしとも思い出せず工夫錬り練り刀をぎぬ。
幸田露伴 風流仏 青空文庫
六郎が父殺しし人の、一瀬なりしことは、初知るものなかりしが、故らに迹を滅さんと、きりこみし人々、皆其刀をがせし中に、一瀬が刀の刃二個処いちじるしくこぼれたるが、臼井が短刀のはのこぼれに吻合したるより露われにき。
森鴎外 みちの記 青空文庫
汝の云うその南山の竹に矢の羽をつけ鏃を付けてこれをいたならば、ただに犀革を通すのみではあるまいに、と孔子に言われた時、愛すべき単純な若者は返す言葉に窮した。
中島敦 弟子 青空文庫
この間法用で並まで行ったら、姿見橋の所で――どうも、善く似とると思ったら、御那美さんよ。
夏目漱石 草枕 青空文庫
それは互に砥するといふ上からいへばさういふものがいくら沢山出来ても好いわけであるが、しかし物には程度がある、何も出来もしない癖に、活字になることだけを目的にしたつてしようがないではないか。
田山録弥 雑事 青空文庫
それは競走心理、争闘心理なども起るには相違ないけれども、それとてそれを陰険な方に持つて行かずに、互ひに研鑽|砥するやうにしたならば決してわるくはないと思ふ。
田山録弥 通俗小説 青空文庫
矢張さういふ風に砥してゐるだらうか。
田山録弥 私の考へてゐる事 青空文庫