すすり上げる
すすりあげる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to sniffle
文例 · 用例
うつ向いていると水洟が自然にたれかかって来るのをじっとこらえている、いよいよ落ちそうになると思い切ってすすり上げる、これもつらかった。
— 寺田寅彦 『花物語』 青空文庫
』 さうしてひたすらに自分を責め、あなたを劬る心で充ちながら、一層激しくすすり上げるのでした。
— ――ある妻の手紙―― 『道』 青空文庫
洟をすすり上げる音だけがきこえた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
ええ、言わんでもいいことを、と気もちがたかぶり、つい、むかむかと良人に食ってかかりますと、ただ申訳ない、ゆるしてくれの言いつづけ、仰山な恰好にてその場へ泣き崩れるのを、芝居は家では沢山だ、と思いもよらぬたんかなどきったわれとわが身の浅間しさに良人をかき抱いてすすり上げるという仕末。
— 矢田津世子 『旅役者の妻より』 青空文庫
泣いては顔を上げて、風に揺れる旒をしみじみと眺め、そしてまたしくしくとすすり上げるのである。
— 犬田卯 『一老人』 青空文庫
あぐね果てたお妙はクスンクスンと涙をすすり上げる。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
そして、長い間泣いて、やっと泣きやんだ子供が、もうすっかり気がまぎれていながら、何かの拍子でまたすすり上げるように、時々しくしく泣いていた。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
それを見たこちらの心は、心からすすりあげるほどのもろい情に打たれた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
作例 · 標準
鼻水が出てきたので、ティッシュがない彼は何度も鼻をすすり上げた。
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冬の寒空の下、彼は真っ赤な鼻をすすり上げながらバスを待っている。
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風邪気味なのか、隣の席の人がずっと鼻をすすり上げていて気になる。
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標準
to sob
作例 · 標準
映画の悲しいラストシーンで、会場のあちこちからすすり上げる音が聞こえた。
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叱られた子供は、肩を震わせて激しくすすり上げている。
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手紙を読み終えた彼女は、顔を覆って声を殺しながらすすり上げた。
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