刃
やいば
名詞頻度ランク #7262 · 青空 2084 例
標準
blade
文例 · 用例
ああ、するどき薄刃をさげ、左手をもつて敵手に揖す、はや東雲あくる楢の林に、小鳥うたうたひ、きよらにわれの血はながれ、ましろき朝餉をうみなむとす。
— 萩原朔太郎 『決鬪』 青空文庫
ああ、いまするどく鋭刃を合せ、手はしろがねとなり、われの額きずつき、劍術は青らみつひにらじうむとなる。
— 萩原朔太郎 『決鬪』 青空文庫
或る刃物のやうなものが、ひやりとして胸に突き出された恐怖を感じた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
王の御座船「長蛇」のまわりには敵の小船が蝗のごとく群がって、投げ槍や矢が飛びちがい、青い刃がひらめいた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
附け焼刃と云うものは何にもならぬものである。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
父は附け焼刃はせぬ/\と思いながら、ついに独り子に附け焼刃の政治科を修めさせた事になる。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
やっと山稜の一角に達した、この山稜は御幣岳(南穂高岳)の頂上へと、繋がって行く、しかも鋭利なる剃刀の刃のように、薄く光って、空へ空へと躍り上って行く。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
大勢の踊手が密集した方陣形に整列して白刃を舞わし、音楽に合せて白刃と紙の采配とを打合わせる。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
作例 · 標準
鞘から抜き放たれた刃が、月光を浴びて冷たく怪しい光を放った。
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研ぎ澄まされた刃にうっかり触れると、指先がすっと切れそうだ。
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その暗殺者は、懐に獲物の息の根を止めるための鋭い刃を隠し持っていた。
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標準
forged blade
作例 · 標準
名工の手によって限界まで鍛え上げられた刃は、一種の芸術品のような美しさを持つ。
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何度も火に入れ、叩いて不純物を取り除く過酷な工程を経て、強靭な刃が作られる。
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博物館の展示ケースには、戦国時代の武将が愛用したという貴重な刃が並んでいる。
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標準
sharpness
作例 · 標準
彼の言葉の刃は、時に無意識のうちに相手の心を深く傷つけてしまう。
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長年使い込んだ包丁だが、プロに研ぎ直してもらえばまた鋭い刃が戻る。
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相手のわずかな隙を突く、刃のような鋭い指摘がこの議論を決定づけた。
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標準
unhulled rice
作例 · 標準
収穫されたばかりの刃を、むしろの上に広げて天日で丁寧に乾かす。
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古い籾蔵には、厳しい冬の蓄えとして大量の刃が積み上げられている。
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脱穀する前の刃の一粒一粒には、大地から吸い上げた生命の力が宿っている。
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ウィキペディア
刃 は、ふちの薄くて鋭い、物を切ったり削ったりする部分。
出典: 刃 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0