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両前

りょうまえ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
double-breasted
文例 · 用例
」と肉屋は犬の両前足をにぎって、外のたたきの方へつれていきました。
鈴木三重吉 やどなし犬 青空文庫
」 両前を合せて赤い腰紐をぎゆうつとしめながら、一二歩歩いてみて少し短いのを、踵で後の裾を踏へてのばしながらにつこりした。
水野仙子 散歩 青空文庫
両前のコートの袖と襟にはアストラカン毛皮が広く付いていて、肩から羽織った濃紺のマントは裏地に炎色の絹を使い、首留めはきらびやかな緑柱石のブローチだった。
A SCANDAL IN BOHEMIA ボヘミアの醜聞 青空文庫
こっちの卓子には、頭をきれいに分けて派出な両前の服を着た日本青年――N男爵嗣子オックスフォウドの学生――が、とうに食べおわったお膳をまえに、一月前の東京の新聞に読みふけっている。
黄と白の群像 踊る地平線 青空文庫
もう百両前後の月給を取る内には、書生の二、三人を置き学資を給して学問をさせていた位である。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
息を切らして、挨拶もせず、卓上に両前腕をついて、眼をつぶりました。
――近代説話―― 高尾ざんげ 青空文庫
細身の繻子のズボンに真紅な靴下、固い立襟に水兵服、喉まで締め上げた万国博覧会時代の両前の上着。
アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 ノンシャラン道中記 青空文庫
きっちりと身についたカッタウェーは小原の商標のようなものだが、薄い卵色の両前のウェースト・コートに黒リボンで縁取した英国風のトルウザアス、コラ織らしい渋い幅広襟飾という、一種、不朽の風姿をつくりあげていた。
久生十蘭 復活祭 青空文庫
作例 · 標準
父が愛用しているスーツは、クラシックな両前のデザインだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
このトレンチコートは両前なので、左右どちらを上にしても着ることができる。
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就職活動用のスーツは、すっきりした印象のシングルのものを選び、両前のジャケットは避けた。
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