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物体性

ぶったいせい
名詞
1
標準
文例 · 用例
現代物理学はエレクトロンの説以来物質というものから物体性を奪い去った。
三木清 人生論ノート 青空文庫
何となれば実も虚も物体性を基準として成り立つのであるが、この物体性はとりも直さず存在者の概念にぞくする、処がそれは存在性の概念とは別なのであるから(併しそれであるからと云って空間が物体的ではない、虚である、ということは出て来ない。
戸坂潤 空間概念の分析 青空文庫
何となれば空間の複数は空間を物体性として説明することの残影であるか、それでなければ物理的空間に於ける所産であるかであるが、何れもそれが今の場合にとって見当違いであることを今吾々が述べた処である*。
戸坂潤 空間概念の分析 青空文庫
普通人々の有っている空間という概念――人々が普通有っている概念が必ずしも常識的概念ではないことを忘れてはならぬ――が、例えば「空間は何処にあるか」と問われる場合のように***、物体性として説明され易い点に注意すれば、それに較べては、空間性の概念はなる程吾々にとって有利であるようである。
戸坂潤 空間概念の分析 青空文庫
ウィキペディア

物体性 は、物体であることが際立つ様相である。絵具やその塗膜において、顔料という物質が多く溶剤が少ないときの様相を指す。

出典: 物体性 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0