流注
りゅうちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
今や世界の知識は、相混淆し相流注して、一大盤渦を成して居るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
飜つて夢みる時の血行状態を考察すれば、腦に向つて血液の漸く多く流注さるゝ曉、即ちこれより將に完全なる精神勞作の行はるゝ範圍に入らんとする醒覺の前に當つて、其の準備たるの觀をなして、自然の律調により、血液の腦に注ぎ入る場合に、所謂夢といふものは生ずることが多い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
飜って夢を見る時の血行状態を考察すれば、脳に向って血液が次第に多く流注されて、これから将に完全な精神作用が行われようとする目覚め前に当たって、その準備のように、自然の調律で血液が脳に注ぎ入る場合に、いわゆる夢というものが生じることが多い。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
全てこれ此の一箇の実心の大本から流れ出ることで、木の枝葉の良好は、根上のこの実心の生気が流注し貫くことによるようなものであると、知ることができたのである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
真常流注、外|寂ニ内|揺クハ、繋ゲル駒、伏セル鼠、先聖コレヲ悲シンデ、法ノ檀度トナル……」 弁信が物々しく、あらぬ方に向って拝礼をしました。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫