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見付ける

みつける
動詞
1
標準
文例 · 用例
非常に神經質で、如何かすると恐ろしく不機嫌になり勝ちな八歳の行夫は、私を見付けると「パパ」と大きな聲を出して、普段通りその日出遇つた珍談を聞かさうとするやうだつたが、私を見るといきなり少し詰るやうな顏付きをして、「パパは今日東京に歸るの」と云つた。
有島武郎 小さき影 青空文庫
さうあるべきがよかつたかも知れない多くの元気な顔たちの中に、私は容易におまへを見付ける
中原中也 疲れやつれた美しい顔 青空文庫
牡兎が森の方からやつてくるのを見付けると牝狐は、急いで子供達に云つた、「何時もの彼が来たらば、私は家にゐないとお云ひ。
中原中也 山間秘話 青空文庫
ところで牡兎を見付けるや彼女は彼を修道僧だと思ひ込んだ。
中原中也 山間秘話 青空文庫
おかみは、何か大切なもの、あるいは命よりも大切なものを探そうとでも、するように、暗い奥の間をウロウロしていたが、大山の、これも異常な響を持った言葉に、諦めたのか、見付ける事ができたのか、下駄をつっかけて表に飛び出して来た。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
蜂を見付けると、私は中庭で遊んでいる子供達を呼んで見せてやった。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
強いて云えば天気の晴曇や日常の支障というような偶然の出来事のために一日早く見付けるかどうかという事が問題になるだけであろう。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
著者はこれにつづいて、天才を見付ける事の困難を論じ、また補助奨励と天才出現とは必ずしも並行しない事などを実例について論じている。
寺田寅彦 アインシュタインの教育観 青空文庫
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