死に掛ける
しにかける
動詞-一段
標準
to be dying
文例 · 用例
すずめのそうした性質を知って、落としにかける男が、憎く思われたのでした。
— 小川未明 『すずめ』 青空文庫
そのためには、むこうを油断させ、釣りだして桝落しにかけるほかはないんだが、大袈裟に鮨売の総ざらいなどとやったあとだからむこうも用心してちっとやそっとのことでは気をゆるすまい。
— 小鰭の鮨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
私はモチーフなしにかける作家ではなく生れついているわけですが、テーマのとらえかた、とらえられたテーマの正当性、というか、そんなものへのよりかかりが或ときは生じていたと思う。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
これぞ長浜の夜中の捕物に、現にここに見る宇治山田の米友ほどのものを取って押えて、ここへみごと晒しにかけるまでの手柄を現わした、あの夜の名捕方――轟の源松という勘定奉行差廻しの手利きでありました。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
さぶを使って、泣きおとしにかけるぐらいのことで治るような傷じゃあねえぞ、と栄二は心の中でせせら笑った。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
しかし同時に、弱い人間ほど人を威しにかける、ということが頭のどこかにひらめいた。
— 山本周五郎 『枡落し』 青空文庫
明日の早朝、ここで山田浅右衛門が、胴試しにかける罪人の死骸を、朝までおれに貸してくれないか』 と、云うのである。
— 吉川英治 『山浦清麿』 青空文庫
国吉は、検めて、「すぐには直りかねまする」「いつまで」「夕刻ごろまでは」「もっと早くいたせ、試しにかける生き物が、待っておるのだ」「えッ?
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
山中で遭難し、凍えながら死に掛けるような経験をした。
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高熱で意識不明になり、本当に死に掛けていると感じた。
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あの事故で彼は一命を取り留めたが、一時は死に掛けるほどの重傷だった。
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