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水銀剤

すいぎんざい
名詞
1
標準
mercurials (drugs containing mercury)
文例 · 用例
雛吉が俄かに天性の美音を失ったのは、富子が水銀剤を飲ませたのであると言い触らすものもあった。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
富子が自分の弟子に言い付けて、かの宴会の余興の楽屋で雛吉の湯呑茶碗に水銀剤をついだのであると、見てきたように講釈する者がだんだんに殖えて来た。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
南の窓の下の机の上には、蘇州の商人の置いていった杭州人形や、水銀剤や、枯れ凋んだサフランや、西蔵産の蛇酒の空瓶が並んでいるし、壁には優男の役者の黄金台の画が貼ってあるし、いや、それより、何より参木の着ているこの蒲団は、もう男たちの首垢で今はぎらぎら光っているのだった。
横光利一 上海 青空文庫
―― お杉は蒲団の中からそっと脱け出すと、手探りながら杭州人形と蛇酒と水銀剤とを押入の中へ押し込んだ。
横光利一 上海 青空文庫
殿「ウム、早く云へば水銀剤だな。
三遊亭円朝 華族のお医者 青空文庫
伊井法子は、前夫の左近倉平が、三室銀子に楽壇を断念させて、自分の懐へ飛込んで来るように、特殊の水銀剤を呑ませて、あの美しい声をつぶさした、恐ろしい秘密まで知っているのでした。
結婚ラプソディ 奇談クラブ〔戦後版〕 青空文庫
作例 · 標準
皮膚に塗布された水銀剤は、長期間の使用により健康被害を引き起こす可能性がある。
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誤って水銀剤を服用してしまい、緊急で医師の診察を受けた。
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現代の医療では、安全性の観点から水銀剤の使用はほとんど見られなくなった。
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