良い頃
よいころ
表現名詞
標準
high time
文例 · 用例
自分に課した義務からもう解放されても良い頃だった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
未だそこら辺をぶらぶらしていることに未練のある赤井は時間を打ち合せて、野崎と「ヴィクター」で落ち合い、一緒に下宿へ帰ることにし、豹一は一足先に帰り、良い頃を見計って、赤井の下宿で火をおこしながら待つ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
だが、もう新聞乃至新聞紙の概念を規定しても良い頃である。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
「親分、變なことになりましたよ」 八五郎がキナ臭い鼻を持込んで來たのは、それから二、三日後、四月も半ばの月の良い頃でした。
— 美しき人質 『錢形平次捕物控』 青空文庫
よいころを見て大臣は機嫌よくはしゃぎ出して「藤のうら葉の」(春日さす藤のうら葉のうちとけて君し思はばわれも頼まん)と歌った。
— 藤のうら葉 『源氏物語』 青空文庫
次々と妹弟が生まれたので、忘れられてしまったのか、とにかく、露の夜ごろ、虫の音のよいころではあるが、あいにく、武蔵野生まれでも、草の中でも、木の下でも生まれず、いたって平凡に、市中の、ある家の蔵座敷で生をうけた。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
日和のよいころ芝を苅るときは、向うの方と、此方のほうで向いあいながら、「いや、手前一向に武芸の方は不得手でげしてな。
— 長谷川時雨 『木魚の配偶』 青空文庫
そこへ、もうよいころだとロイド君夫婦が帰って来たので、女将の代りに刑事が飛び出して行って、そこは心得たもので、あっさり脅かして追っ払ってしまった。
— 牧逸馬 『浴槽の花嫁』 青空文庫
作例 · 標準
そろそろ、新しいプロジェクトについて話し合う良い頃だ。
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夕食の準備を始めるには、もう良い頃合いだろう。
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子供たちを寝かせる良い頃なので、絵本を読んであげよう。
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